早漏とは?
早漏とは、男性がセックスの途中で持久力の問題に直面し、自分が望むよりも早くオーガズムに達し、射精してしまう場合を指します。早漏は男性の3人に1人が生涯を通じて経験しており、男性にとって最も一般的な性障害の1つです。
早漏とみなされるのは何分?
射精に関しては、早すぎると考えられる決まった時間はありません。それは早漏が性生活に与える影響の程度によって異なるからです。しかし早漏の前兆としては、挿入後1分未満に射精すること、またはセックス中にオーガズムを遅らせる能力が低いまたは欠如していることがあげられます。多くの場合、早漏にともなう精神的なダメージはストレスにつながったり、パートナーとの関係に悪影響を与えたりする可能性があります。
これは早漏?それとも自分が興奮しすぎているだけ?
日によっては、ベッドの上でエンジンの回転数が通常より少し多くなりすぎてスタートダッシュに失敗することもありますよね。では、自分にとって早漏が本当に深刻な状態であるかどうかを見極めるには、どうすれば良いでしょうか?
早漏には、生来型(生涯性)と獲得型(後天性)の2つのタイプがあります。
生来型の早漏
生来型の早漏とは、最初の性的接触以来、射精をコントロールできない状態を指します。 治療しなければ生涯にわたって早漏に悩まされる男性もいます。
獲得型の早漏
獲得型の早漏とは、名前のとおり、最初の性的接触以降の時期に発症するもので、早漏に問題を抱える以前にはオーガズムをコントロールできた時期を経験していることを意味します。
早漏の原因は?
早漏の原因は人によって異なり、身体的なものから精神的なものまでさまざまな原因が考えられます。生来型の早漏か獲得型の早漏かによっても原因は異なります。
生来型の早漏は、射精の制御を司る脳領域の化学的不均衡の結果として引き起こされる可能性が指摘されています。少ない刺激でオーガズムに達することで、射精が早く起こるのです。
獲得型の早漏の場合は、性行為に対する不安、または「舞台恐怖症」が原因となることがよくあります。 これは性的な行為に巻き込まれることやときには宗教的または文化的圧力の結果として、セックスに関するあらゆる恐怖から生じている可能性があります。 勃起不全も獲得型の早漏の原因となり得ます。
早漏の治療は?
日本で受けられる、最も一般的な早漏治療法をご紹介します。
1. テクニックでコントロールを取り戻す
早漏を治療するにはいくつかの方法があります。行動によるテクニックが有効な場合もありますが、薬やサプリメントによるサポートが必要な場合もあります。この場合、あなたのニーズに合わせた早漏治療について最適なアドバイスできる医師に相談するのが最適です。
2. 薬、薬、とにかく薬
早漏治療用の医薬品は、ドラッグストア等の店頭では手に入れることができません。薬を入手するには医師の処方せんが必要です。 早漏の薬は、不安やうつ病の治療に使用される選択的セロトニン再取り込み阻害剤(SSRI)として知られる薬の一種です。プリリジー(ダポキセチン)は早漏治療に使用されるSSRIであり、ノアでも提供している治療薬です。これは性行為の1〜3時間前に服用する経口薬で、射精をよりコントロールしやすくなったり、遅らせたりすることができます。 早漏の治療に使用されるもう1つのSSRI薬はセルトラリンであり、ジェイゾロフトという商品名で知られています。
3. クリームとスプレー
リドカインやベンゾカインなどの軽度の麻酔薬など、早漏の問題を抱える人を助けるために市販のクリームやスプレーも使用されているものもあります。 これらのクリームやスプレーは陰茎に局所的に塗布することで感覚を麻痺または低下させる効果があり、射精を遅らせるのに役立ちます。 ただし、クリームやスプレーの麻痺効果がセックス中に(特にコンドームを装着しない場合)パートナーにも影響を与える可能性があるため、すべての人にとって理想的な治療法とはいえないかもしれません。
4.ビタミンとサプリメント
薬物療法を望まず、薬物以外の方法で早漏を予防する方法について詳しく知りたい場合は、より自然なサプリメント(亜鉛やマグネシウムなど)や心理行動テクニックがあります。 持久力を向上させ、早漏予防のために自宅で試すことができます。
早漏を防ぐ方法は?
すべての男性は人生のどこかで早漏を経験する、と言われることがあります。幸運なことに早漏の予防にはいくつかの選択肢があり、必ずしも服薬が必要なわけではありません。 心理行動テクニックを通じて持久力を向上させ、早漏を徐々に克服しオーガズムまでの時間を延長する方法を学ぶことができます。
2009年に行われた研究で、58人の早漏患者が週2~3回×6週にわたり心理行動療法を受けました。 治療後、患者の約80%が「射精までの時間が長くなり、性的不安が軽減され、性行為中の自分とパートナーの両方の満足度が高まった」と報告しました。
これらの心理行動テクニックは、リラクゼーション演習から早漏を克服するための身体的行動方法まで多岐にわたります。これらの方法には、セックス前の自慰行為、「スタート・ストップ」テクニック、「絞る」テクニックなどの行動テクニックが含まれます。
骨盤底筋トレーニングとは?
2019年に行われた研究では、骨盤底筋を鍛えることが早漏に効果的であることが判明しました。研究者らは早漏の症状がある参加者の83%に、骨盤底筋を鍛えた後で射精のコントロールが改善されたことを発見したのです。このトレーニングには、コントロール力と筋力を向上させるために一日の生活の中で一定の間隔で骨盤底筋を締めたり持ち上げたりすることが含まれていました。トイレで排尿の途中で止めて睾丸をお腹に引き上げると、この筋肉をピンポイントで特定することができます。骨盤底筋を特定したら、10秒間緊張させてから解放することを10回繰り返します。このトレーニングは目立たずに1日を通して行うことができ、射精のコントロールを取り戻すのに効果的です。
戦略的に体位を試す
シンガポールのタン・コー・クアン博士は2013年に、特定の受身な体位が射精を遅らせるのに役立つ可能性があると示唆しています。パートナーが上になる体位が射精を遅らせる可能性があることが研究で明らかになっているので、自分が下になっても構わないのであれば、試してみる価値はあります。体位の違いとは別に、セックス中に突く時間を短くしてみると良いかもしれません。刺激される陰茎の表面積が減少すると、射精を遅らせるのに役立つ可能性があります。陰茎への刺激を減らすもう1つの方法は、セックス中にできるだけ厚いコンドームを使用することです。セックスの早い段階でコンドームを着用すると、早漏につながる過度の刺激を防ぐことができます。
早漏の専門医によるオンライン診療
これらの方法がうまくいかない場合は、ノアの医師にご相談ください。あなたに合った治療法についてアドバイスし、必要に応じて適切な薬を処方します。そこで「早漏を治療したいけれど、病院に行くのは恥ずかしい・・・」そんなふうに思うことはありませんか?男性用オンライン診療のノアなら、自宅にいながらにして必要な早漏治療を受けることができます。チャットだけで医師の診察を受けることが可能で、処方された早漏薬を5時間以内に自宅まで届けてもらうことができます。
早漏治療についてのよくある質問
早漏はどの年齢でも起こる?
はい、起こります。例えば陰茎の頭部が過敏であることが原因のひとつである場合は10〜20代の男性にみられることがあり、筋肉の衰えが原因のひとつである場合は男性ホルモンの分泌が低下してくる40〜60代の男性にみられることあるなど原因によっての傾向があることがありますが、早漏はどの年齢の男性にも起こり得る症状です。
EDと早漏を同時に治療することはできる?
はい、できます。ノアでは、EDと早漏を同時に治療することができる2種類の配合薬をご用意しています。1つは、ED治療薬であるタダラフィル 20mgと早漏治療薬であるダポキセチン 60mgの配合薬、もう1つはED治療薬であるシルデナフィル 100mgとダポキセチン 60mgの配合薬です。食べ物との相性などの違いがありますが、どちらを選ぶべきが迷ったらどうぞ気軽にノアの医師にお尋ねください。
早漏治療薬を通販で注文しても安全?
日本では、早漏の薬は医師による処方が必要な処方せん医薬品です。通販を利用して個人輸入する医師が処方していない薬は、注意が必要です。早漏は、自分やパートナーの大切な身体そして関係性に影響する、大変プライベートでデリケートな症状です。必ず医師に相談したうえで薬を服用しましょう。