その前に、「早漏とは?」をチェック。
ケーゲル(骨盤底筋)体操とは?
ケーゲル(骨盤底筋)体操は、骨盤底筋を鍛えるための運動です。今回は、早漏および勃起不全(ED)の改善のために行いますが、尿漏れや尿失禁の予防や改善、骨盤の安定とサポートの強化そして女性にとっては産後の骨盤底筋のリハビリなどの目的で行われます。
具体的な方法としては、尿を止めたり便意をこらえたりするときのように、骨盤底筋をぎゅっと締めたり緩めたりする動作を行います。この筋肉を意識的に締めては緩める運動を繰り返すことで、骨盤底筋を鍛えることができます。
男性が骨盤底筋を鍛えるメリット
骨盤底筋を鍛えるケーゲル体操には、いくつかのメリットがあります。
ひとりでできてかんたん
ひとつは、目立たない運動なのでいつでもどこでもひとりでできることです。また、やり方も簡単で特別な器具も必要ないので、日常生活に簡単に取り入れることができます。
セックスに効果的
この運動は性的経験を著しく向上させることができるので、これもまたうれしい効果です。骨盤底筋が強くなるとペニスへの血流が改善され、より硬い勃起が可能になります。筋肉を自由に収縮させることで射精を遅らせることができるため、早漏を改善することもできます。セックスの最中にこれまでより大きなよろこびとより多くのオーガズムを経験することができます。
尿失禁をコントロールできる
向上するのは性機能だけではありません。尿失禁のコントロールなどの膀胱や腸の機能制御の向上も期待できます。
早漏とEDに効果的なケーゲル体操
一般的に、骨盤底筋を強化するためのケーゲル体操は3種類あります。
バックスクイーズ法
- 床に仰向けになる。両手を床につけ、膝を立てる。
- ペニスを体の内側に引き寄せ、5秒間キープする。そして緩める。
- 肛門の筋肉を絞り、5秒間キープする(排便を我慢しているイメージ)。骨盤底筋が鍛えられていることを意識する。そして緩める。
サイドスクイーズ方式
- 床に横向きになる。
- 両膝の間に枕を置く。枕は両足を広げられる大きさにする。
- 両脚をぎゅっとくっつけ、5秒間キープする。そして緩める。
チェアスクイーズ法
- 椅子に座る。楽な姿勢であることを確認する。
- ペニスをぎゅっとにぎって5秒間キープする(尿が流れ出ないようにするイメージ)。そして緩める。
どのくらいの回数、頻度で行うべき?
この3つの運動は、1セット8~10回を、3~5セット行うことが推奨されています。
とはいえ、これらの運動で痛みを感じることはないはずです。骨盤のあたりが少し締め付けられるような、圧迫されるような感じがする程度でじゅうぶんです。万が一、痛みを感じた場合は運動を中止し、医師の診察を受けてください。
ケーゲル体操を行う際の注意点
骨盤底筋の位置を知る
運動の前に、自分の骨盤底筋がどこにあるのかを知っておくことが大切です。そうすることで、運動の間に正しい筋肉をターゲットにしていると意識することができます。
骨盤底筋がどこにあるのかを知るには、排尿を途中で止めるかガスが出ないように筋肉を締めてください。これらの動作で使っている筋肉が骨盤底筋です。
安全に気をつける
運動では、正しいやり方を身につけることが大切です。そうすることで怪我をせずに骨盤底筋をより効果的に鍛えることができます。正しいやり方を習得したら、座ったまま、立ったまま、歩きながらなどいろいろな方法で試してみましょう!
運動中は骨盤底筋を締めることだけに集中することも大切です。ほかの筋肉に注意を向けたり、息を止めたりしないようにしましょう。運動中は自由に呼吸してください。
毎日の習慣にする
この運動の効果をなるべく早く感じたいなら、毎日の習慣として取り入れるのが一番。これら3つの運動はそれぞれで完結するので、その日の予定に関係なく、いつでもどこでも簡単に行うことができます。
ほかの運動や筋トレと同じく、体力がつくにつれてこれらの運動の難易度は下がっていきます。したがって骨盤底筋をさらに向上させるには、運動の難易度を上げる必要があります。
例えば:
- 筋肉をキープする秒数を増やす
- 1セットあたりの回数を増やす
- 1日あたりのセット数を増やす
ケーゲル体操の効果はどれくらいで期待できる?
毎日続ければ、1か月後には効果が出るでしょう。結果的に、初め5秒だったキープ秒数が10秒になり、各運動ごとに8~10セットほどこなせるだけの筋力がついているはずです。
それでも早漏が改善しない場合は、プライバシー重視の男性用オンライン診療ノアで早漏の治療を始めて、医師にあなたにぴったりな早漏の治療薬を処方してもらいましょう。